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チンパンジーがナンパ待ち?【チンパンジーおもしろ雑学 2022年最新版 その③】

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みなさんはチンパンジーについてどれだけ知っていますか?

チンパンジーと人間は同じ生物が二分されて生まれたことをご存知でしょうか?

 

「チンパンジーは本能で生きてるだけでしょ?」

「チンパンジーはテレビの特集で見たから知ってるよ!」

 

チンパンジーという動物について調べてみると、我々人類はチンパンジーのほとんどを理解していないことがわかります

 

チンパンジーだって異性のタイプもあったり、2世で成功することもあるし、ナンパだってするんです!

 

今回は「まだまだ!」というほどチンパンジーを詳細に研究して執筆された本

『新しいチンパンジー学 ―わたしたちはいま「隣人」をどこまで知っているのか?』

というものがあります

 

この本にあるチンパンジーの雑学のいくつかを抜粋してご紹介しているYouTube動画の内容を、さらに詳しい補足を交えながら【じっくり解説】いたします

 

▼YouTube動画はこちら▼



目次

チンパンジーは熟女好き?

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オスのチンパンジーは、ヒトで言う熟女と呼ばれるようなチンパンジーを好む傾向があります
このことは現在研究中で詳細はわかっていませんが、歳を取ったメスの方がコミュニティ(群れ)の中での地位が高いこと、そして子供を育てる体内環境が整っていることが要因だと考えられています
 
 
補足
チンパンジーのテストステロン値の研究にて、メスのチンパンジーのテストステロンは妊娠可能の個体を調べたところ、出産経験のあるメスの方が未経験のメスよりも高いことがわかりました
 
 
このことから、出産経験のあるメスは身体が整っていて、そしてコミュニティの中の地位が高いという二つの条件がオスにとって魅力的だと考えられています

チンパンジーは親の七光り?

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「親の七光(おやのななびかり)」とは、親のおかげで子供がいろいろな形の利益を受けることを意味します
 
チンパンジーはコミュニティの中に順位があり、その順位の頂点に立つとアルファ(群れの統治者)になれます
 
 
補足
この順位の中でもオスとメスが分かれていて、現在では「オスのアルファ(最高位)>オスの最下位>メスの最高位>メスの最下位」と考えられています
 
 
ほとんどのオスはアルファを目指して順位を上げる努力をします
その理由は不明で、どのように高順位を獲得するのかも詳細はわかっていません
 
 
補足
メスの順位に関する研究も進められているが、どうやって順位が上がるのか?今のところほとんどわかっていません
これはメスの順位の変動が珍しく、それによって研究データが圧倒的に足りないことが原因なんです
 
 
長い間に研究で血筋を追いかけられているコミュニティを調べてみると、さまざまなことが分かりました
長年にわたってアルファとしてコミュニティを統治してきたものは、高順位の家系だったんです
 
 
補足
とあるコミュニティにいるタンザニアのチンパンジーの家系を調べると、研究期間の半分以上の二十二年も統治してきたことがわかりました
さらに高順位のメスの子どもも含めると、タンザニアのチンパンジーの歴史の3分の2が、たった二つの有力家系が支配していたことがわかりました
 
 
時々、下剋上でアルファに上り詰めたチンパンジーもいましたが、そういったチンパンジーは割と早くにアルファの座を奪われていたのです
 
これは家系で多くのチンパンジーに根回しがされているのではないか?と考えられています
 
チンパンジーには同盟という考え方もあり、チンパンジー本来の強さよりも賢く立ち回って仲間を増やして敵対者を退ける政治的手腕が必要なようです

ウルトラ・バイオレンス・ソサエティ・オブ・チンパンジー!

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チンパンジーは野生で凶暴ということを知っている人は多いですが、それがどの程度なのかはあまり知られていません
 
殺すとまではいかなくとも、暴力を振るう頻度は人間社会を上回るほどです
 
実は”なわばり”や資源をめぐって日常的に殺し合う霊長類は人間とチンパンジーだけです
 
 
補足
チンパンジーは武器を持たず、鋭い爪や牙といった危険な身体の部位もありません
 
 
ですがチンパンジーは、別のコミュニティのチンパンジーを残忍な方法で襲撃します
実際に近隣のコミュニティを、数週間から数ヶ月かけて根絶やしにするまで襲撃し続けます
 
 
補足
オスはメスに交尾を強要します
オスもメスも、子供を殺します
 
 
注意してほしいのは、チンパンジーは人間と似て全く異なる生物だということです
チンパンジーにも道徳という概念があるとされていますが、それは人間のそれとは全く異なるものなのです
 
 
補足
人間とチンパンジーは同じ種から分裂したとされて比較されがちだが、そもそも違う動物ということを忘れてはいけません
 
「チンパンジーも人間と同じ道徳」を当てはめる人が多い理由の一つに、同じ群れだった仲間が対立して争いが起こったことを”仲間殺し”と表現したことだと言われています
 
 
しかしこういった”非道徳的行動”はチンパンジーにとっては「目的のための行動」に過ぎないのです
 
 
補足
こういった行動は「人が干渉したことで引き起こされた」という意見があったが、長年の研究ではこれは否定的で研究者の多くは「暴力性はチンパンジーに元々ある性質」と考えられています
 
 
改めて言いますが、チンパンジーと人間を同じと考えてはいけないのです
 
 
補足
ですが、人間から見たチンパンジーには、”残虐な行動”は確かに見られます
 
威張り散らす若いオスを、年長のオスたちが彼の命もろとも終わらせた例もあります
高順位のチンパンジーに対して挨拶をしなかった低順位のチンパンジーが殺されたということもありました

チンパンジーがナンパ待ち?

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チンパンジーは意外にも、集団で定期的にパトロールを行います
 
 
補足
パトロールで組まれるグループには、大抵は同盟を組んだオス同士になります
メスが合流することがあるが、そういった機会はあまり多くありません
 
 
目的は自分達の縄張りに他のコミュニティや危険な生き物がいないかを調べるためです
 
 
補足
万が一、他のコミュニティを見かけた時は、こちらが優勢なら攻撃することもあります
その時は確実に勝つことができると判断した場合のみ、チンパンジーは奇襲を仕掛けるのです
 
決して勝てない争いは行わず、さらには作戦を立ててから追い払ったり殺したりします
 
 
タイに生息するチンパンジーは、メスが積極的にパトロールに参加します
そしてメスは、他のコミュニティを見つけたら積極的に誘拐されにいきます
 
 
補足
他の地域では決して見られない現象で、通常は妊娠可能なメスだとしても他のコミュニティのオスは即座に暴力を振るい、時には殺してしまうこともありえます
 
 
そしてそのコミュニティのオスと交尾をして妊娠することがよくあるようです
 
 
補足
このことからタイのチンパンジーのメスは、複数のコミュニティに属している可能性があると考えられています
 

まとめ

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いかがだったでしょうか?

かなり絞ってご紹介しましたが、チンパンジーの知られざる生態はまだまだたくさんあります

次回もみなさんの知らないチンパンジーの生態の真実をご紹介いたします

 

「もっと詳しく知りたい!」

「早く知りたい!」

 

と思う方は、今回参考にさせていただいた書籍『新しいチンパンジー学 ―わたしたちはいま「隣人」をどこまで知っているのか?』をお読みになると幸せになれます

最新の研究をしている著者に加えて、他の研究者の調査や過去のチンパンジーの歴史なども詳細に描かれていて、チンパンジーの辞書と言ってもいいぐらいに細かくあります

 

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