面白い雑学クイズ10選!タメになる解説つき【2022年 最新版】
みなさんは雑学のクイズが好きですか?
今回はこの「雑学ブログ」にてご紹介してきた雑学の中から面白いクイズを10選をご用意しました!
簡単な解説もありますので、ぜひ挑戦してみてください!
★問題の後にしばらく空白が続いて答えが出てきます
答えの後には、簡単な解説と該当する記事の紹介が出てきます
雑学を詳しく知りたい時は、該当の記事をぜひみてみてください!
それではいきましょう!
《準備中》
目次
- 01.犯罪を犯して捕まった人は選挙に立候補や投票は出来る?
- 02.実際に存在する検定は?
- 03.世界で一番低い山は何m?
- 04.猫がマタタビで酔っ払う仕草をするのはなぜ?
- 05.世界に無い交通ルールは?
- 06.江戸時代での出来事で間違っていることは?
- 07.第一回古代オリンピックのアテネ大会で開催されたたった一つの種目は?
- 08.食品の成分表示について間違いは?
- 09.お風呂の歴史について間違いは?
- 10.バクについて間違っているものは?
- 何問正解できたでしょうか?
01.犯罪を犯して捕まった人は選挙に立候補や投票は出来る?
①逮捕されても投票だけできる
②執行猶予中なら投票だけできる
③執行猶予中なら立候補も投票もできる
④俺が法律だ!
正解は.....
↓
↓↓
↓↓↓
↓↓↓↓
③!
禁固刑以上でなければ投票も立候補も出来きちゃいます!
02.実際に存在する検定は?
①安全力検定
②注目力検定
③定年力検定
④ほうれん草先生
正解は.....
↓
↓↓
↓↓↓
↓↓↓↓
③!
定年後の金融と法律に関するちゃんとした検定なんです!
03.世界で一番低い山は何m?
①0m
②2.3cm
③6.1m
④333cm
正解は.....
↓
↓↓
↓↓↓
↓↓↓↓
①!
大潟富士(おおがたふじ)が世界で最も低い人口の山です!
04.猫がマタタビで酔っ払う仕草をするのはなぜ?
①蚊を避けるため
②匂いで痺れるため
③眠気を誘われるため
④可愛くなるため
正解は.....
↓
↓↓
↓↓↓
↓↓↓↓
①!
マタタビにある蚊を避ける成分を身体にこすりつけています!
05.世界に無い交通ルールは?
①子供を背中におんぶして歩いてはいけない
②踏切では一時停止してはいけない
③ナンバープレートによっては運転違反になる
④赤信号でも右折だけ出来る
正解は.....
↓
↓↓
↓↓↓
↓↓↓↓
①!
①は交通ルールではありません
ですが、正面でしっかりと子供を見守りましょう!
06.江戸時代での出来事で間違っていることは?
①あちこちで鍋料理が食べられた
②「ハイカラ」という言葉が生まれた
③ちょんまげのカタログがあった
④宮本武蔵のお父さんは十手(じって)の先生だった
正解は.....
↓
↓↓
↓↓↓
↓↓↓↓
②!
07.第一回古代オリンピックのアテネ大会で開催されたたった一つの種目は?
①レスリング
②短距離走
③拳闘(ボクシング)
④騎馬戦(戦車競走)
正解は.....
↓
↓↓
↓↓↓
↓↓↓↓
②!
他の種目は後に追加されていきました!
08.食品の成分表示について間違いは?
①「レモン」1個はレモン6個分のビタミンC
②「めかぶ」はレタスの3倍の食物繊維がある
③アレルギー表示は消費者の苦情対策
④外国産でも「和牛」
正解は.....
↓
↓↓
↓↓↓
↓↓↓↓
③!
これを守らないと食品表示基準違反になってしまいます!
09.お風呂の歴史について間違いは?
①日本では湯船よりシャワーが先に普及していた
②日本では昭和まで混浴が普通だった
③日本のお風呂は中国から伝来した
④西洋でシャワーが主流なのは宗教が理由
正解は.....
↓
↓↓
↓↓↓
↓↓↓↓
①!
日本ではお風呂の方が先に普及していました!
10.バクについて間違っているものは?
①バクは500kg以上にもなる
②泳ぎが得意
③雑食動物
④夜行性
正解は.....
↓
↓↓
↓↓↓
↓↓↓↓
③!
バクは草木や果物を食べて生活をする草食動物です!
何問正解できたでしょうか?
この雑学ブログでご紹介してきた雑学のクイズを10問出題しました
みなさんは何問正解できたでしょうか?
他にもたくさんの雑学をご用意していますので、ぜひ他の記事の雑学もご覧ください!
また雑学が溜まってきたら、クイズにしてみます!
この記事が皆さんの人生に役立てれば幸いです
YouTubeチャンネルでは様々な雑学を解説している動画を随時更新中です!
是非動画も御覧ください!
【面白い雑学】天皇は18歳で成人するの?【天皇の雑学 2022年 最新版】
みなさんは天皇についてどれだけ知っていますか?
「天皇って日本で偉い人だよね?」
「よくわかんないけどすごい人だよ!」
僕は最初、「陛下」とか「皇后」とか全くわかりませんでした
ですが、調べると色々と面白い雑学がたくさんあることがわかりました
今回は”ただの雑学を深い教養にしたい”と考える僕が、みなさんに天皇にまつわる雑学をわかりやすくご紹介します
雑学の多くは、参考にした本「ビジュアル百科 写真と図解でわかる! 天皇〈125代〉の歴史」から抜粋してご紹介しています
目次
教養になる基礎知識
名前
まずは名前から解説します
天皇家の血を引く親族のことを「皇室(こうしつ)」と呼び、天皇からみて親戚の方たちを「皇族(こうぞく)」と呼びます
「皇室」は天皇一族の総称で、「皇族」は天皇を除いた人たち(天皇からみて親族となる人たち)のことです
補足
皇室の方々は普通の人とは違うので、下の名前はありますが苗字を持っていません
僕の名前を使って解説します
普通は「大葉よし博(おおばよしひろ)」のように「苗字+名前」ですが、皇室に生まれると「よし博(よしひろ)」とうように苗字がありません
皇室の血を引く女性は、ご結婚されるまでは苗字を持ちません
これは、皇室の女性が結婚をすると皇室から外れる、つまり普通の人となるからです
苗字の代わりに、「宮号(みやごう)」「称号(しょうごう)」というものが与えられます
「称号」は天皇のお子様に与えられます
やがて大人になると称号で呼ばれなくなって、「宮号」で呼ばれるようになります
僕を例にしてみる解説します(宮号や称号は適当に決めてますので、意味はありません)
「飛宮 よし博(ひみや よしひろ)」というように「称号+名前」になります
僕の兄弟が天皇になると「車乃宮 よし博」というように「宮号+名前」という感じになります
呼び方
次に皇室の方の呼び方を解説します
現在、在位されている天皇のことを「今上天皇(きんじょうてんのう)」と呼びます
今上天皇は「今の天皇」という意味合いで呼ばれ、天皇陛下は「天皇さま」のような意味合いです
先代の天皇のことを「上皇陛下(じょうこうへいか)」と呼びます
先代の天皇の奥様のことを「上皇后陛下(じょうこうごうへいか)」と呼びます
現在は上皇陛下はご存命なのでまだ呼びませんが、崩御(ほうぎょ=お亡くなり)の場合はその時の年号をとって「平成天皇(へいせいてんのう)」と呼ぶことになります
上で説明した呼び方に当てはまらない皇族の方々は、次のように呼びます
男性は「親王殿下(しんのうでんか)」と呼び、女性を「内親王(ないしんのうでんか)」と呼びます
次の天皇になられる方の呼び方
もし今上天皇が突然崩御されたりなどで天皇が変わる場合のため、次の天皇になる順番が決められています
これを「高継承順位(こういけいしょうじゅんい)」といいます
この場合、「皇太子(こうたいし)」と呼びます
天皇のお孫さまだった場合は「皇太孫(こうたいそん)」と呼びます
補足
現在の継承順位は、天皇陛下の弟さまにあたる「秋篠宮 文仁 親王 殿下(あきしのみや ふみひと しんのう でんか)」です
一応「皇太弟(こうたいてい)」という呼び方がありますが、皇室にまつわる決まりの「皇室典範(こうしつてんばん)」では呼ぶ必要がありません
なので、現在は「秋篠宮 皇嗣 殿下(あきしのみや こうし でんか)」と呼ばれています
天皇の存在
天皇は現在では日本の象徴とされています
天皇はかつて国の元首として強い権限を持っていて、軍を動かすこともできる権力を持っていました
その後、日本国憲法の第1条で「天皇は日本国の象徴である」と定められたことから、天皇は政治に一切関与できなくなりました
由緒正しく格式高い方々なのは間違いありませんが、かつてのような権力はもうありません
参考資料
宮内庁(https://www.kunaicho.go.jp)
Wikipedia「皇室」(https://ja.wikipedia.org/wiki/皇室)
Wikipedia「皇嗣」(https://ja.wikipedia.org/wiki/皇嗣)
Wikipedia「皇室典範」(https://ja.wikipedia.org/wiki/皇室典範)
初代の神武天皇は存在しない!!
今の天皇陛下はわかると思いますが、では一番最初の天皇は誰かご存知でしょうか?
ですが、神武天皇は現在、伝説の人と言われています
それは「日本書紀」や「古事記」などの古い書物でしか描かれておらず、研究している専門家たちの中でも実在したと断言できる資料がないからだと言われています
実在すると確認された最古の天皇は16代目の天皇「仁徳天皇(じんとくてんのう)」からとされています
初代の「神武天皇」から9代目の「開下天皇(かいかてんのう)」までは神話の世界の存在とされています
補足
ちなみに「天皇」という名前の由来は、昔の中国を治めた伝説上の帝王である三皇「天皇・地皇・秦皇(人皇)」から来たという説があります
「天皇」という号を使い始めたのは、記録では40代目の「天武天皇(てんむてんのう)
」の代からです
天皇は18歳で成人?
天皇が行う行事にはたくさんの儀式・祭祀(さいし)が存在します
補足
1年のうちにとんでもない数の行事を行わなければなりません
祭祀だけでも年間24回行われています
他にも様々な行事が行われるなかでこの回数を行うのですが、これらは全て天皇の私的な行為と見なされてしまいます
それは日本国憲法により、政教分離の原則(政治と宗教は分けなければならない)が厳しく適用されているからです
そのうちの一つ「加冠の儀(かかんのぎ)」です
これは天皇陛下の子供である皇太子(親王殿下)の成人式にあたるのですが、これは皇太子が18歳になった時に執り行われます
これは摂政(せっしょう)というシステムが大きく関係しています
摂政というのは、天皇に即位された方が未成年だった場合に代理人を立てるというシステムです
今ではあまり必要性が感じられないかもしれませんが、昔の天皇は政治に関与していました
天皇が10歳など幼いうちに即位された場合、国を左右する政治的判断などできません
そんなときに代わりに公務を行ったり、公務を補佐する付き人が必要になります
これが摂政です
未成年で天皇に即位した場合は、この摂政のシステムが適応されます
そのため、早めに成人として認められることで、摂政を置かずに公務を務められるようになるのです
天皇はどれだけ特別待遇?
天皇の生活というのは、普通の人には想像つかないことが多いです
たとえば、皇室に生まれると戸籍も苗字もありません
海外に行くときに必要なパスポートも、天皇は持っていません
補足
国家元首はパスポートが不要と、国際慣例としての外交特権があります
上皇陛下は車の免許はお持ちだそうです
皇室の方々は戸籍がないので、免許証の本籍欄にはただ「日本国」と記載されているそうです
天皇陛下という位は世界でもとても格式が高くて、バチカンに認められた唯一の皇室であり、エリザベス女王は天皇にのみ上座を譲り、米大統領もホワイトタイ(白いネクタイ)をして空港まで出迎える特別仕様になります
他にも、天皇や皇族専用の列車「お召し列車」というものもあり、普段は天皇がお使いになられる車両を切り離して一般向けに運行しています
天皇杯って天皇と関係あるの?
みなさんは「天皇杯(てんのうはい)」というのをご存知でしょうか?
きっと一度は聞いたことのあると思います
よく聞くのは競馬やサッカーかと思います
この栄光は、宮内庁(くないちょう)と呼ばれる皇室関係の仕事を担当する行政機関が、競技大会を運営する団体に対して与えられます
補足
天皇杯がある競技は”宮内庁から認められた競技である”という証にもなっています
”競技”というのはスポーツだけではなく農林水産の技術を競うものも含まれます
補足
農林水産の技術も複数の部門があり、それぞれに天皇杯の栄光を与えられます
そこで得た実績・結果を讃え、天皇・皇后両陛下が直接挨拶をする行事が行われます
滅多にお会いすることができない両陛下が直接お越しになるという点でも、大変光栄な名誉でもあります
この様子はニュースなどで映像を一部見ることができます
参考資料
Wikipedia「天皇杯」(https://ja.wikipedia.org/wiki/天皇杯)
農林水産省(https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/bunsyo/211006.html)
まとめ
いかがだったでしょうか?
日本の象徴である天皇について、まだまだわからないことがたくさんあると思います
歴史のことももちろん、たくさんの法律や行事などもあります
「自分には関係ない」
そう思ったりせず、ぜひ天皇のシステムを理解した上で「天皇」という存在を考えてみてはいかがでしょうか?
※このブログ、そして記事には「政治的な思想を広げる活動の意図」はありません
純粋な雑学・情報としてお取り扱いください
チンパンジーがナンパ待ち?【チンパンジーおもしろ雑学 2022年最新版 その③】
チンパンジーと人間は同じ生物が二分されて生まれたことをご存知でしょうか?
チンパンジーという動物について調べてみると、我々人類はチンパンジーのほとんどを理解していないことがわかります
チンパンジーだって異性のタイプもあったり、2世で成功することもあるし、ナンパだってするんです!
今回は「まだまだ!」というほどチンパンジーを詳細に研究して執筆された本
『新しいチンパンジー学 ―わたしたちはいま「隣人」をどこまで知っているのか?』
というものがあります
この本にあるチンパンジーの雑学のいくつかを抜粋してご紹介しているYouTube動画の内容を、さらに詳しい補足を交えながら【じっくり解説】いたします
目次
チンパンジーは熟女好き?
チンパンジーは親の七光り?
ウルトラ・バイオレンス・ソサエティ・オブ・チンパンジー!
チンパンジーがナンパ待ち?
まとめ
いかがだったでしょうか?
かなり絞ってご紹介しましたが、チンパンジーの知られざる生態はまだまだたくさんあります
次回もみなさんの知らないチンパンジーの生態の真実をご紹介いたします
「もっと詳しく知りたい!」
「早く知りたい!」
と思う方は、今回参考にさせていただいた書籍『新しいチンパンジー学 ―わたしたちはいま「隣人」をどこまで知っているのか?』をお読みになると幸せになれます
最新の研究をしている著者に加えて、他の研究者の調査や過去のチンパンジーの歴史なども詳細に描かれていて、チンパンジーの辞書と言ってもいいぐらいに細かくあります
この記事が皆さんの人生に役立てれば幸いです
YouTubeチャンネルでは様々な雑学を【ザックリ紹介】したり【じっくり解説】したりする動画を随時更新中です!
是非動画も御覧ください!
チンパンジーはゴマをする?【チンパンジーおもしろ雑学 2022年最新版 その②】
チンパンジーの握力は、体重の5倍ほどある300kgもあることをご存知でしょうか?
今回は「なめんなよ!?」というほどチンパンジーを最新の技術で研究して執筆された本
『新しいチンパンジー学 ―わたしたちはいま「隣人」をどこまで知っているのか?』を参考に、
チンパンジーの雑学のいくつかを抜粋してご紹介しているYouTube動画の内容を、さらに詳しい補足を交えながら【じっくり解説】いたします
この記事は「その②」ですので、まだ「その①」をご覧になってない方は、是非そちらもご覧ください!
目次
チンパンジー 〜下剋上〜
チンパンジーの1つのコミュニティ(群れ)に、「アルファ」と呼ばれる統治者がいます
アルファは、そのコミュニティの長で、一番の権力者で強いチンパンジーとされています
補足
ラウトは、約一五メートルはなれて、毛を逆立て、イエルーンのまわりをまわる
足をふみならし、手のひらで地面をたたく
石や棒切れを、かたっぱしからひろい、投げる
イエルーンは、草むらに座り、ときどき、ラウトをすばやくちらっと見る
挑戦者が背後にきても、イエルーンは、体の向きをかえない
頭をすこし動かして、ラウトの行動を、肩ごしにさりげなく見まもる
ラウトは、ほんの数メートルのところにくることがある
そんなとき、イエルーンは、毛を逆立てて立ちあがり、数歩あるく
この短時間の対決のあいだ、両者は、おたがいをけっして見ない
ラウトが通りすぎるやいなや、イエルーンは、ただちに草むらの彼の座っていた場所にもどる
FransdeWaal,ChimpanzeePolitics(1982)(『政治をするサル──チンパンジーの権力と性』西田利貞訳)
一般的に「オスはメスより位が高い」とされています
それは若いオスが全てのメスを従えた時にオスの最下位に着くことになります
メスの中にも順位があって、その上にオスの順位が成り立っていることになります
チンパンジーもゴマをする?
チンパンジーはマフィア?
ゴブリン危機一髪
まとめ
いかがだったでしょうか?
かなり絞ってご紹介しましたが、チンパンジーの知られざる生態はまだまだたくさんあります
次回もみなさんの知らないチンパンジーの生態の真実をご紹介いたします
「もっと詳しく知りたい!」
「早く知りたい!」
と思う方は、今回参考にさせていただいた書籍『新しいチンパンジー学 ―わたしたちはいま「隣人」をどこまで知っているのか?』をお読みになると幸せになれます
最新の研究をしている著者に加えて、他の研究者の調査や過去のチンパンジーの歴史なども詳細に描かれていて、チンパンジーの辞書と言ってもいいぐらいに細かくあります
この記事が皆さんの人生に役立てれば幸いです
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チンパンジーは頻尿?【チンパンジーおもしろ雑学 2022年最新版 その①】
みなさんは「チンパンジー」についてどれだけのことを知っていますか?
「他の動物よりも知能が高いんでしょ?」
「握力が強くて、凶暴なんじゃない?」
チンパンジーという動物について調べてみると、我々人類はチンパンジーのほとんどを理解していないことがわかります
チンパンジーだって会話をしたり、昼ドラのような関係にもなったり、夜中にトイレで目を覚ましたりするんです!
今回は「これでもか!?」というほどチンパンジーを詳細に研究して執筆された本
『新しいチンパンジー学 ―わたしたちはいま「隣人」をどこまで知っているのか?』
というものがあります
この本にあるチンパンジーの雑学のいくつかを抜粋してご紹介しているYouTube動画の内容を、さらに詳しい補足を交えながら【じっくり解説】いたします
目次
チンパンジーの基本情報
チンパンジーの雑学をご紹介する前に、まずはチンパンジーについての基本情報を押さえておきましょう
学名はPan troglodytes(パン・トログロダイツ)
補足
学名とは、世界共通で使われる動物の名称のことです。動物の名前は国によって異なります
そこで世界共通の名称を決めることで、便宜上作られた単語のことです
人間は英語でhuman、学名ではホモサピエンスといった具合です
チンパンジーは2001年時点で、ワシントン条約で絶滅危惧種と認定されています
参照:Wikipedia「チンパンジー」(https://ja.wikipedia.org/wiki/チンパンジー)
チンパンジーも秘密の恋をする?
野生動物は本来、強い子孫を作るために強いオスと強いメスが子供を作ります
強い遺伝子を持つもの同士の子供を作れば、子供が強い遺伝子を引き継ぐと考えられるからです
補足
チンパンジーのコミュニティ(群れのこと)は”アルファ”と呼ばれるボスがいて、アルファについていくようにチンパンジーが集まって出来上がります
面白いのは、強いチンパンジーのオスよりも賢くてコミュニケーションが上手なオスの方がアルファになりやすいのです
理由は人間と同じで、下克上してくるものに仲間意識を芽生えさせたり甘い汁を吸わせて味方にしたりと、政治的な活動で敵を弱くしたり減らしたりできるからです
実際に、肉を順位に関係なく公平に配ることで、周りの信頼を築いてのし上がったントロギという有名なチンパンジーもいました
ントロギはトップの地位を築くとすぐ、公平さを捨てて政治的支援が必要な相手にのみ肉を配るようになった。”公平に肉を配る”のは、彼の政治的策略だということがわかります
しかし、とあるコミュニティの強いメスと弱いオスが隠れて交尾をしているところを何度も観察されています
補足
コミュニティは日々変化していて、大きくなったり分裂したりを繰り返します
発情期のメスがいるコミュニティは、必ず大きくなることが分かっています。理由は単純で、発情期のメスとの交尾を目的に、たくさんのオスが群がってくるからです
これは、強い遺伝子という点ではなくて父親としての素質を求めてこういった秘め事が行われているのではないか?とされています
チンパンジーは頻尿?
チンパンジーは方言を話す?
まとめ
いかがだったでしょうか?
かなり絞ってご紹介しましたが、チンパンジーの知られざる生態はまだまだたくさんあります
次回もみなさんの知らないチンパンジーの生態の真実をご紹介いたします
「もっと詳しく知りたい!」
「早く知りたい!」
と思う方は、今回参考にさせていただいた書籍『新しいチンパンジー学 ―わたしたちはいま「隣人」をどこまで知っているのか?』をお読みになると幸せになれます
最新の研究をしている著者に加えて、他の研究者の調査や過去のチンパンジーの歴史なども詳細に描かれていて、チンパンジーの辞書と言ってもいいぐらいに細かくあります
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【スポーツの雑学】サッカー・野球・バスケットボールを作ったおっさん達【ザックリ紹介】
この世の全てにははじまりがあり、そのはじまりには様々なドラマがあります
スポーツも例外ではありません
オリンピックなどで世界中に親しまれているスポーツのはじまりの影に、人知れず戦ってきたおっさん達がいます
おっさんが絡むと、だいたい胡散臭い話か深いドラマが関わってきます
さて、今回はそんなスポーツのはじまりに隠されたおっさん達を、ざっくりとわかりやすくご紹介します
目次
スポーツを救ったジェームズⅠ世
そもそもスポーツはいつはじまったのか?
それは紀元前2100年前の古代エジプトまでさかのぼります
発見された洞窟の壁画には400種類以上のレスリングの様子が描かれていました
しかし当時のスポーツは儀式的な意味合いで行われていました
では、今のようなスポーツはいつはじまったでしょうか?
それを語るには欠かせないおっさんがいます
英国王ジェームズⅠ世です
17世紀頃、スポーツは人気であったと同時に宗教的な弾圧に遭っていました
当時の宗教であるピューリタンは、慎まやかな生活が美徳とされていました
そのため、運動の類は野蛮でふしだらだとされていたのです
英国王ジェームズⅠ世は大第的にスポーツを保護する声明を出しました
後に息子のチャールズⅠ世が改めて宣言し、出版物を出しました
これが世間で大人気の「ブック・オブ・スポーツ」なのです
これにより、ピューリタンの弾圧にもめげずにスポーツは少しずつ活気を取り戻したのです
FIFA公認のサッカーをはじめたおっさん達
サッカーの起源には諸説あります
そのなかでも、サッカーを作ったのは中国という説が、FIFA公認となっています
中国は紀元前2697年に、各地から集めた兵士を訓練するために「蹴鞠(スーキー)」というものが行われたと書物に残されています
この「蹴鞠(スーキー)」は徐々に変化して、日本の平安時代に「蹴鞠(けまり)」として伝わってきます
詳しいはじまりに関してはまだわかっていないようですが、FIFAが認めた古のサッカーというのは中国をルーツとしているようです
当然、多くのおっさん達が関わってきたのは間違いありません
野球を作ったアレクサンダー・カートライト
正式に「ベースボール(野球)」を作ったのはアレクサンダー・カートライトというおっさんです
当時、野球によく似たスポーツ「タウンボール」というものを行っていましたが、ローカルなスポーツであったためにルールが統一されていませんでした
そのため、プレイする度にルールが少し変化したり、その都度取り決めも行わなければならないことが面倒だったようです
そこでブチギレたアレクサンダー・カートライトというおっさんが
「もう!ベースボール作っちゃうもんね!」
となって作りました
当時タウンボールを行っていたチームのメンバーに、徹夜で考えたルールを提案したところ
「うん、まぁ、いいんじゃない?」
となったことから始まりました
日本でもアメリカでも愛されているベースボールですが、「軟式野球」は日本独自のスポーツです
バスケットボールを作ったジェームス・ネイスミス
バスケットボールは、偶然ではなく「作れ!」と言われてジェームス・ネイスミスというおっさんが作りました
当時YMCAスクールという学校のようなところで教師をしていたジェーム・スネイスミスは貧乏くじを引かされ、「屋内で行えて競技性があって激しくぶつかり合わないけど白熱して熱中できるスポーツを作れ!」と言われます
「もうなんでもいいや」ってことで、適当にサッカーボールとフルーツを入れる籠を用意して適当にルールを作って生徒にプレイさせした
これがものすごい反響を呼び、やがては世界中でプレイされるスポーツへと発展していくのです
ジェームス・ネイスミスがいなければ、今のバスケットボールは存在していませんでした
▼YouTube動画はこちら▼
スポーツを作ったおっさん達の物語
有名で人気のあるスポーツも、やはりはじまりがありました
それらは自然に生まれたわけではなく、様々な理由によって誕生しています
今振り返ると、端折りすぎてドラマもへったくれもありませんでしたね
本当はもう少しドラマがあるのですが、ザックリとだけ紹介しました
【ザックリ紹介】の記事があるので、もし詳しく知りたいという人は、該当記事からご確認ください
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【スポーツの雑学】バスケットボールの始まり【じっくり解説】
皆さんはバスケットボールのはじまりをご存知ですか?
日本でも球技・スポーツで3本の指にはいるバスケットボールですが、その歴史を知る人は多くありません
そんな「バスケットボールのはじまり」をご紹介します
目次
バスケットボールの起源
時代は遡ること、紀元前3000年前
当時はボールの代わりに石を布で包んで丸くしたものをボールにして遊ぶことが流行りました
これがバスケットボールのウソの起源です
すみません、ウソです
バスケットボールは比較的には最近出来たスポーツです
世界でも絶大な人気ですが、スポーツの歴史からすればまだ新しいものなんです
バスケットボールのはじまり
ここからは本当の話です、信じてください
多くの球技に通ずることなのですが、フランスの「ラ・シュール」というスポーツが起源とされています
これがスポーツとして球技が行われた最初とされています
単純なルールで、ボールを相手のゴールに運ぶだけのスポーツで、それ以外にこれといったルールはありません
そういうことから、球技全般の起源とさえ言われています
参照
笹川スポーツ財団(https://www.ssf.or.jp/ssf_eyes/history/sports/03.html)
近代バスケットボールのはじまり
バスケットボールは1891年に生まれました
当時、アメリカのマサチューセッツ州スプリングフィールドの国際YMCAトレーニングスクール(キリスト教による学校みたいなところ)の体育部教官を勤めていたカナダ人のジェームス・ネイスミスが考案しました
事の発端はこうです
1891年の夏、体育・スポーツのトレーナー・講師の講習会が開かれました
そこで指摘されたことは、生徒たちの屋内スポーツの意欲が低いことでした
当時、屋外スポーツは盛んに行われていましたが、冬になると雪が積もったり寒いことから屋内スポーツが行われていました
しかし、屋内スポーツの殆どは体操系のもので、普段は球技などを行っていた生徒はやる気が少なかったことが問題視されていました
そこで講習会で話し合いが行われ、アメリカンフットボールやサッカー、ラクロスなどの屋外で行われているスポーツを屋内競技に取り入れようと試みましたがうまくいきませんでした
そうして何度か話し合いが行われた後、「新しい競技を創るほかない!」と結論づけました
ネイスミスさんが考えたのは、サッカーボールを体育館のバルコニーに取り付けたバスケット(果物を入れるかご)に入れて競うというものでした
もうおわかりですね
これが「バスケットボール」の名前の由来です
参照
Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/バスケットボール)
バスケットボールの基本原則13
出来たばかりのルールはとってもシンプルで、これは「雄鴨落とし」という的当ての遊びに由来しています
「雄鴨落し」はカナダのオンタリオ州でネイスミスさんが経験した遊びで、弧を描くように高く投げた石を、おいてある小石に当てるものです
このことから、初期のバスケットボールのルールは出来上がりました
最初は13のルールが決められました
①ボールはサッカーボールを使用し、片手あるいは両手で、どの方向へパスしてもよい
②ボールは片手、あるいは両手でどの方向に叩いてもよい
ただし、こぶしでたたくのは禁止する
③プレーヤーはボールを保持したまま走ることはできない
また、ボールをキャッチした地点からパスしなければならない
かなりのスピードで走っている時にボールをキャッチした場合、もし、ストップしようと努力しているならば一、二歩程度は許されることもある
④ボールは両手で保持しなければならない
両腕やからだを用いてはならない
⑤どのような方法であれ、相手を小突いたり、捕まえたり、押したり、つまずかせたり、たたいたりすることは許されない
この規則の第1回目の違反は1個のファウルとする
2回違反を犯した場合は次のゴールが成功するまで退場とする
もし、故意に相手を傷つけようとするようなプレーであると見なされた場合は、ゲーム終了後まで退場とする
⑥第1、2、3、4条で述べたことに1回違反を犯すごとに、1個のファウルとする
⑦両チームのどちらかが連続して3個のファウルを犯すと、その相手チームに1ゴールを与える(「連続」とはその間に相手チームがひとつもファウルをしないという意味である)
⑧ボールがスローされるか、あるいは、タップされてバスケット内に入ればゴール成功である
もし、ボールがバスケットの縁に止まったり、ショットした時に相手がバスケットを動かしたりした場合もゴール成功と見なされる
⑨ボールがコート外に出た場合はそののちに最初にボールを保持したプレーヤーなら誰でもスローインできる
そのとき、スローアーは5秒間だけ相手チームから妨害されないでボールを保持することを許される
もし、どちらのチームのボールとなるか判定がつかないときは副審がその位置からコート内にスローインする
スローインの際に5秒間を超えるとボールは相手側に与えられる
また、スローインの際、どちらかのチームがゲームを遅らせようとした場合、副審はそのチームにファウルを宣告する
⑩副審はプレーヤーを審判し、ファウルを記録し、連続3回のファウルがあったときは主審にこれを知らせる
主審は第5条によってプレーヤーを失格させる権限を有する
⑪主審はボールをめぐるプレーを判定し、いつボールがインプレーとなるか、インバウンズとなるか、どちら側のチームにボールが与えられるのかなどを決定する
また、競技時間を計る
さらに、ゴール成功を確認し、その回数を記録する
これらに加えて、他のゲームで主審がいつも担っているような任務も務める
⑫競技時間は15分ハーフ制とし、5分間のハーフタイムを置く
⑬ゴール成功の多かったほうが勝者となる
もし、同点の場合は両チームのキャプテンの同意をもとに次のゴールが成功するまでゲームを続ける
現在は多くのルールが追加されていますが、13か条は殆どそのままルールとして残っています
最初からかなり完成していたスポーツだったことが伺えます
参照
大手町一家(https://www.basketball-ikka.net/blog-373.html)
バスケットボールの最初の試合
1891年12月21日、国際YMCAトレーニングスクールで18人の学生が9人対9人で行われたものが最初の試合です
この中に、日本の実業家の石川源三郎さんもいました
この試合では当初、45cm四方の箱をゴールに使用予定でしたが、当日は用意がなくて桃を入れるかごを体育館のバルコニーに取り付けて行われました
このときの高さが10フィート(3.05m)で、ゴールの高さは今でも変わっていません
最初の試合は、荒れた試合になりました
なんせ初めてのスポーツで右も左もわかりません
ファールになった場合、次のゴールが決まるまでコート外で待機します
ゲームの序盤は多くのファールが起こり、そのためにプレイヤーの半分がコート外で待機していた時間もありました
波乱の試合とは裏腹に、プレイした生徒達はこのゲームに熱中し、観客まで現れたのです
そこには、近くの学校の女性教師たちもいて、後にチームを作ってプレイするようになるのです
参照
バスケットボール誕生までの経緯と最初のルールについて(https://core.ac.uk/download/pdf/70318693.pdf)
ウィキペディア(https://ja.wikipedia.org/wiki/バスケットボール)
日本でのはじまり
バスケットボールが誕生してから17年後の1908年のこと
日本にバスケットボールがやってきました
YMCA訓練校を卒業した大森兵蔵という人が、東京YMCAで初めて紹介したとされています
上で紹介した「世界初の試合」に参加した石川源三郎さんの説もあるようですが、こちらは文献が見つからないことから、大森兵蔵さんが定説となっています
その後、1913年に来日したフランクリン・H・ブラウン(F・H・Brown)が京都・大阪・神戸のYMCAで指導したことがきっかけで本格的に広まりました
参照
コトバンク(https://kotobank.jp/word/Brown%2CF.H.-1223905)
日本バスケットボールの危機
後に、日本でJBLが発足し、ますますバスケットボールの人気が上がります
しかし、JBLの興行権が各クラブに与えられないことで、チケット代がクラブチームに入らず、大企業がスポンサーについているチーム以外は経営が難しくなりました
そこで2005年に(新潟アルビレックス、さいたまブロンコス)がJBLを脱退し、新たにbjリーグを設立しました
ということで、当時の日本には2つのリーグがありました
そして2006年、バスケの大きな大会の世界選手大会(今のワールドカップ)が日本で開催されました
結果は、日本は1勝4敗で予選敗退し、興行も大赤字となりました
そういったことから、国際バスケットボール連盟は日本のバスケットボールを危惧し、人気の向上や環境の改善(2つのリーグの存在)などがない場合は処分すると発表しました
しかし改善は思うようにいかず、2012年になっても改善されないことから、日本は親善試合を含めて全ての国際試合を禁止されてしまいました
しかし、2015年に日本のバスケットボール界が大きく動きます
Jリーグ設立の立役者、日本サッカー協会最高顧問の川淵三郎をチェアマンに据えて『JAPAN 2024 TASKFORCE』を設立します
そして理事会の25名を全てを辞任させ、新しい理事会をしがらみのない8人を新たに任命します
バスケットボール業界のトップがガラッと変わり、国際バスケットボール連盟に処分の解消を訴えかけました
結果、国際資格停止処分の解除と国際バスケットボール連盟による支援が約束されました
日本のバスケットボールには、そういった空白の時代があったのです
参照
アカツキバスケットボール(https://akatsukibasket.com/technical-language/basketball-japanhistory)
まとめ
バスケットボールは、世界的に有名で人気のあるスポーツです
サッカー・バスケ・野球と、アメリカでも日本でも3本の指に入るほどです
そんなバスケットボールは、歴史がまだ100年ほどしかありません
これからもドンドンと発展していくスポーツなのは間違いありません
歴史が浅くとも、他のスポーツ同様に、多くの人達を熱狂させ、活気づけてくれます
世界でも、日本でも発展してくれることを願っています
この記事が皆さんの人生に役立てれば幸いです
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【スポーツの雑学】野球の始まりって何?【じっくり解説】
みなさんは野球の起源はご存知ですか?
野球はアメリカで大人気ですが、イギリスが発祥だと言われています
今回はスポーツの雑学「野球のはじまり」を【じっくり解説】していきます
目次
野球とは
棒で球を打つ、アレです
説明するまでも無いかと思います
補足情報としては、「硬式野球」「準硬式野球」「軟式野球」の3種類に分かれます
硬式野球は世界的にプレーされています
準硬式・軟式の野球は日本で誕生していて、日本国内で普及しています
他の国で「硬式野球」だけあって、「Baseball」は「硬式野球」のことだけを指しています
参照
Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/野球)
野球の起源
先史時代に、野球ボールと同じくらいの大きさの石が使用されていたことが確認されています
この時代にスポーツと呼べるような娯楽はありません
ですから、おそらくは狩りをしていたのだろうと考えられています
やがて時代が進んで古代エジプト時代になります
農耕が発展してくると、球を棒で打って農作物の豊凶を占いはじめます
これも娯楽というよりかは、儀式に近いものでしょう
参照
Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/野球の歴史)
HALF TIME(https://halftime-media.com/sports-market/baseball-history-1/#outline_1__1)
野球のはじまり
さすがに「野球の起源は古代エジプト!」と言われてもピンと来ないと思います
「野球らしい」という意味では、「ラ・シュール」というスポーツが起源だとする説があります
ラ・シュール
12世紀のフランスで「ラ・シュール」が生まれます
「ラ・シュール」は、2チームに分かれて相手の2本の杭の間のゴールにボールを運ぶゲームです
人気と同時に怪我人も出る危険なスポーツでした
ラウンダーズ
「ラ・シュール」からの派生かどうか、イギリス発祥の「ラウンダーズ」というゲームがあります
現在では「ラウンダーズが起源」とする説が最有力となっています
五角形のグラウンドの中央にピッチャー、打者の後ろにキャッチャーが位置につきます
ピッチャーが投げたボールをバッターが打ってからグラウンドを走ります
1周すると一点入り、途中でボールを当てられてしまうとアウトになります
人数も野球と同じ9対9で、全員がアウトになって攻守交代します
全員が打者を終えたらゲーム終了です
現在のラウンダーズのルールは、全英ラウンダーズ協会によって管理されています
ワンオールドキャット
類似のスポーツに「ワンオールドキャット」というものがあります
このスポーツは「ラウンダーズ」ほどルールが決まっていません
ルールと言えるものは、「バッターが打ったボールをノーバウンドかワンバウンドでキャッチしたプレイヤーが次の打者になる」ぐらいでしょうか
現代野球のはじまり
「そうじゃないんだよなぁ」
そう思いますよね
みなさんが「野球」と認識しているものにも、しっかりとオリジンがあります
これからご紹介するものは、「みなさんが知っている野球」のはじまりです
「ラウンダーズ」は、町民が集会所に集まって話し合う「タウン・ミーティング」が開かれた時によく行われたので、「タウンボール」と呼ばれる時期もありました
プレイする度に、または地域や団体によってルールもまちまちでした
ビジネスマンの傍らで活動していた消防団を運営していた「アレクサンダー・カートライト」がいました
消防団の結束力の向上、そして運動不足を解消するために「タウンボール」を行いました
その後、カートライトは「ニューヨーク・ニッカーボッカーズ」というチームを作って近隣地域でタウンボールをするようになりました
ただ、その時にはタウンボールのルールが定まっていないので、その時によってルールが変わることに煩わしさを感じます
そこでチームと話し合い、1845年にルールを提案しました
そのルールが好評ですぐにクラブが設立され、やがてアメリカに浸透していきました
1846年6月19日に、最初の「ベースボール」の試合が行われたことから、この日を「ベースボール記念日」と言うようになりました
最初の試合の記録は、「ニッカーボッカーズ」VS「ニューヨーク・ナイン」の試合でした
結果は23-1で、ニッカーボッカーズのボロ負けでした
その後もルールは変わっていき、今のルールとなっています
参照
FUNDO(https://fundo.jp/256375)
Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/野球の歴史)
HALF TIME(https://halftime-media.com/sports-market/baseball-history-1/#outline_1__1)
日本の野球のはじまり
やがて日本にも野球は伝わります
1872年、ホーレス・ウィルソンというアメリカ人教師が学校で教えたことがはじまりです
このときは「打球鬼ごっこ」という名称で日本中に広まります
この功績から、ホーレス・ウィルソンは2003年に日本野球殿堂入りをしています
そして1878年に日本初の本格的野球チーム「新橋アスレチック倶楽部」が設立されました
急速に野球は広まって注目を集めました
そのため、賛否の意見がたくさん集まりました
その時に読売新聞などが野球を擁護する姿勢を見せました
そして1920年に日本初のプロ野球チームが設立され、1936年にはプロ野球リーグ「日本職業野球連盟」が設立されました
ちなみに、最初に「ベースボール」を「野球」と訳したのは中馬 庚(ちゅうまん かなえ)と言われています
参照
笹川スポーツ財団(https://www.ssf.or.jp/ssf_eyes/history/sports/05.html)
Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/野球の歴史)
野球殿堂博物館(https://baseball-museum.or.jp/exhibitions/history/)
まとめ
野球は日本とアメリカでは大人気のスポーツです
トップアスリートたちと試合をする日本人選手も珍しくありません
ここでは割愛しましたが、野球にドラマがあるように、野球を生み出した人たちにもドラマがあります
その人達はきっと、野球を通して人生を豊かにしてほしいと願っているでしょう
この記事が皆さんの人生に役立てれば幸いです
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【スポーツの雑学】サッカーのはじまりって何?【じっくり解説】
みなさんはサッカーのはじまりをご存知ですか?
多くの人はイングランド発祥と言いますが、FIFA(国際サッカー連盟)は中国発祥が最有力と発表しています
今回はスポーツの雑学「サッカーのはじまり」を深堀りしながら【じっくり解説】していきます
サッカーとはなにか
言わずと知れた、あの「サッカー」です
211もの国でプレーされている世界的なスポーツです
FIFAワールドカップの通算テレビ視聴者数は310億人を超えました
サッカーの正式名称は「アソシエーションフットボール」です
綴りの「soc」に「er」を付け加えて今の「サッカー(soccer)」となりました
参照
Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/サッカー)
サッカーの起源
シンプルで道具もボールだけで出来るため、起源といえるものが明確になっていません
その中でもいくつかをご紹介します
古代エジプトや古代ギリシャ、そして古代ローマの遺跡から、足で丸いボール状の物を蹴っている仕草のレリーフが見つかっています
また、南米のインダス文明やメキシコのマヤ文明のでも、サッカーらしき壁画が見つかっています
起源といえるのかは疑問です
参照
笹川スポーツ財団(https://www.ssf.or.jp/ssf_eyes/history/sports/03.html)
起源の有力説
古代のサッカーはさておき、ここからはある程度根拠のある説をご紹介します
イングランド発祥説
イングランドのアシュボーンという場所があります
そこには古くから伝わる伝統があります
町を二分してゴールに向かってボールを運ぶというものです
年に1回行われている競技で、ルールは「殺さない・隠さない・協会の敷地に入らない」だけというシンプルなものです
1000年前のイングランド周辺のサッカーは死傷者が出るほど危険なスポーツでした
1280年には、イングランド初のサッカーによってヘンリード・エリートと言う人が亡くなったという記録されています
相手は武器を持っていたそうです
サッカーは手でボールを持ってはいけないスポーツです
だからなのか、手には武器を持っていたそうです
大人気かつ危険だったサッカーは、幾度となく禁止令が出されていました
イタリア発祥説
一方イタリアは、中部のフィレンツェがヨーロッパ大陸の発祥を名乗っています
フィレンツェを支配していたメディチ家は、カルチョ・フィオレンティーナと呼ばれる華やかな球技の見世物をしていました
イングランドと違って、一般の人はサッカーを見るだけしか出来ませんでした
これは観客とプレイヤーを明確に分けた最初のサッカーだったのかもしれません
競技のためのルールがある程度決まっていて、人数やフィールドが設定されていました
相手のゴールラインにボールを通せば得点になります
ただ、手でもボールを扱えたり相手への競り合いにルールが無かったため、激しいスポーツでした
今でも伝統スポーツ「カルチョ・ストーリコ(古式サッカー)」として愛されています
中国発祥説
中国は紀元前2697年、各地から集めた兵士の訓練に「蹴鞠(スーキー)」というものが行われていたと書物に残されています
この蹴鞠は徐々に変化して、日本の平安時代に「蹴鞠(けまり)」として流行します
最初は訓練でしたが、次第に娯楽としても親しまれたようです
これが本当ならば、現状では文献上の最古のサッカーとなります
FIFA公認の説となっていますが、今の所賛否両論のようです
メキシコ発祥説
今から3000年以上も前では、サッカーは神事として行われていました
といっても今のサッカーと異なります
使用するボールは数kgもあって、参加選手は屈強な人だけでした
このボールが太陽を表し、太陽のチームと闇のチームに分かれていました
これを「トラチトリ」と言います
太陽チームが一点でも取ればゲーム終了という理不尽なゲームです
参照
サッカー(フットボール)の起源(https://naragakuen.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=405&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1)
現代サッカーの起源
今、みなさんが想像するサッカーの始まりは、19世紀のイングランドです
当時はあらゆる大学でサッカーが行われていましたが、ルールがまちまちでした
ルールを統一する話し合いが行われました
すると、手で持って運んで良い派閥と手を使わない派閥に分かれます
これがきっかけで、ラグビーフットボールとアソシエーションフットボール(サッカーの正式名称)に分かれます
やがてサッカーを管理する組織が発足したり、プロクラブチームが出来たりと発展していき、今のサッカーの形になりました
参照
サッカー(フットボール)の起源(https://naragakuen.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=405&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1)
まとめ
サッカーは誰もが簡単に触れられることとシンプルさ故に、何をもって起源とするのかの判断が難しいです
だからこそ、サッカーは世界中で受け入れられ、人気を博しているのかもしれません
サッカーにとって重要なのは、過去ではなくて未来なんだと思います
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【スポーツの雑学】スポーツのはじまり【じっくり解説】
いまでこそスポーツといえば「なんとなくだけどこんな感じ」とわかります
ですが、昔はスポーツというの言葉さえ無かったんです
今回はそんな「スポーツ」のはじまりについて、深堀りをして【じっくり解説】をしていきます
【ザックリ紹介】の「サッカー・野球・バスケットボールの始まりって何?」をまだ見ていない方は、先にそちらをお読みになることをおすすめします
スポーツとはなにか?
goo辞書では「楽しみを求めたり、勝敗を競ったりする目的で行われる身体運動の総称。陸上競技・水上競技・球技・格闘技などの競技スポーツのほか、レクリエーションとして行われるものも含む」となっています
「スポーツ」の説明なのに「スポーツ」という単語を使っています
よくわかりません
国際スポーツ体育協議会という国際機関の定義では「プレイの性格を持ち、自己または他人との競争、あるいは自然の障害との対決を含む運動はすべてスポーツである」となっています
プレイの性格ってなんですか?
よくわかりません
語源はラテン語の「deportare(持ち去る・運ぶ)」という意味でした
次第に言葉の意味がずれて「気分転換」というように変わり、フランス語の「deportare(楽しませる・遊ぶ)」、そして今の「sport」になりました
フランスの学者ベルナーレ・ジレは「スポーツの歴史」という本で「一つの運動をスポーツと認めるために、われわれは三つの要素、即ち、遊戯、闘争、およびはげしい肉体活動を要求する」と言っています
今の人が「スポーツ」というのは、多くはこの三大要素「遊び・競争・肉体活動」を指していると思います
上の説明の通り、「スポーツ」の定義は非常にあいまいで難しいとされています
困ることは無いと思いますが、基本的にはみなさんが思っている「スポーツ」で間違いないと思います
参照
goo辞書(https://dictionary.goo.ne.jp/word/スポーツ/)
笹川スポーツ財団(https://www.ssf.or.jp/ssf_eyes/history/sports/01.html)
「スポーツ」の起源
古代エジプトのベニハッサン村で発見された洞窟の壁画には、400種類以上のレスリング壁画が残されていました
この壁画は紀元前2100年頃のものと言われています
オリンピックの聖地の古代ギリシャでは紀元前1700年から紀元前1400年頃のクレタ島で様々な種目とともにレスリングが行われていたという文献があります
古代ギリシャではオリンピックを始めとした4つの祭典が有名ですが、収穫を神に感謝する競技会が小さな村でも開かれていました
それ以外にも、位の高い人が無くなると追悼する競技会も開かれました
この辺りが、現在で知られている最も古い「スポーツ」なんじゃないかと言われています
注目の点は、これらの競技会が観客を意識した競技祭になっていたことです
はるか昔から、プレイヤーだけでなく、観客も「スポーツ」に含まれていたのです
参照
笹川スポーツ財団(https://www.ssf.or.jp/ssf_eyes/history/sports/02.html)
近代スポーツの始まり
次は「近代スポーツ」のはじまりです
近代スポーツとは、ルールの成立や組織の整備などがされた、「スポーツ」と言われる今の形のことを指します
そんな近代スポーツは19世紀に始まったとされています
ことのはじまりは、17世紀のイギリスです
かつてはピューリタンと言われる大きな宗教団体が、運動の類は野蛮でふしだらなものとされて弾圧の傾向がありました
スポーツを守るために、英国王ジェームズ1世が「罪のないスポーツへの妨害・抑圧」を禁止する宣言をしました
後に息子のチャールズ1世が改めて宣言・印刷をしました
それが「ブック・オブ・スポーツ」です
有名らしいです
やがて時代は変わってスポーツへの抑圧が薄まっていきました
ですが、「野蛮」な一面を嫌って「秩序」を重んじる国民性は残っていました
そして、昔は娯楽として行われていた動物への虐待(ブタを射撃する等)が禁止されたり、公道でフットボールなどで通行を妨げてはいけないというような法律が出来ました
ただの殴り合いも、グラブをつけたボクシングに変化したのもこの頃です
やがてあちこちでもスポーツが行われましたが、限られた場所で行うためにエンドラインやサイドラインが生まれました
安全性も確保するために、ラフプレーを禁止して「やってはいけないこと」が定められました
後にあらゆる競技の組織が発足し、近代スポーツの組織化が19世紀末までに行われました
「スポーツ精神」という言葉も、この頃に現れました
参照
笹川スポーツ財団(https://www.ssf.or.jp/ssf_eyes/history/sports/04.html)
日本のスポーツのはじまり
「スポーツ」という単語は歴史が浅いですが、日本にもスポーツのようなものが古くからありました
それは相撲です
相撲は今でも残っていて、スポーツという括りよりかは「伝統」のほうがしっくりくるかと思います
他にも、蹴鞠(けまり)や鷹狩りなどの伝統的なものがありました
これらは宮中行事と呼ばれる物で、技を競い合うという意味ではスポーツでしたが神事としての意味合いが強いものでした
そういう意味で、「スポーツ」がやってきたのは明治時代になります
当時、外国人教師のフレデリック・ウィリアム・ストレンジが日本にやってきて、語学や欧米の学問を教えていました
そして、生活様式も日本で教えていました
そのうちの一つがスポーツでした
後にストレンジは、日本初の陸上競技大会を1883年に東京大学で開催しています
そんなストレンジの教えは、「スポーツにとって重要なことは勝敗ではなく、全力をつくすこと。スポーツの奥義は心身の鍛錬にある」というものでした
イギリスのパブリックスクール出身の彼は、英国流のスポーツ精神を説いていました
彼は日本で亡くなり、墓碑には「日本の近代スポーツの父」と刻まれています
参照
笹川スポーツ財団(https://www.ssf.or.jp/ssf_eyes/history/sports/05.html)
まとめ
スポーツといっても、どこからどこまでをスポーツというのか難しいです
そんななかでも、今に通ずる「スポーツ」というものには始まりがありました
世界でも日本でも多くの人に愛されるスポーツが、今後も広く愛されて、我々の生活を豊かにしてくれることを願っています
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